赤ん坊の頃、私たちは自分自身に
嫌いなところなんてなかったはずです。
なのに、嫌いなところが出てきてしまうのは、
過去(特に幼少期から学生時代)に
様々な人と接する中で何気なく言われた
ひと言・評価・誹謗中傷、
流行や様々な情報に触れた時に
受けた精神的なインパクトによります。
そして、そんな精神的なインパクトから
自分のことが嫌いになると、
(程度の差はあると思いますが)
身体や声に何かしらの影響を与えていきます。
身体も声も心の映し鏡ですから(^^)。
特に身体や声のどこかしらが嫌いになると、
そこにフォーカスが当たってしまいます。
セッションを受けに来られるクライアントさんは、
身体や声についてのお悩みや改善点をお持ちですが、
その背景には直接的だけでなく間接的に
この「嫌い」が関連していることが少なくない、
と感じています。
そして、身体や声が解放される中で
フタをしていた「嫌い」が出てきたり、
逆に長年抱えている「嫌い」が
身体や声の解放にブレーキをかけていたりする
状況を目の当たりにすることがあります。
そんな自分の嫌いなところは、
前述した通り根拠がない思い込みです。
なのに、なかなか好きになれない。
では、どうしたらいいんだろう?
と私自身あれこれ悩んできました。
そして、今のところの結論としては、
「好きにならないでいい」
というところで落ち着いてます。
なぜなら、「嫌い」ということは、
その他に「好き」なところがある
ということの現れだからです。
この世界は二極の世界ですから(^^)。
そして、更に一歩奥深く見つめると、
『「嫌い」だと思い込んでいるところに
自分の魅力や「好き」が隠れているのでは?
「嫌い」という表現で、そこに自分の魅力や
「好き」があることを教えてくれているのでは?』
と思えるようにまでなってきました。
そう思えない時もありますけどね(笑)。
すると、好きになろうとすればするほど、
「嫌い」を増幅させてしまうんだ、
ということにも気付いたんです。
つまり、他の記事で書いたように、
ということなんです。
なので、自分の声・身体・性格で嫌いなところがあったら、
ひとまず
『これって過去からの思い込みで根拠がないんだよな〜』
と受け止めてみるだけで十分なんだろうな〜、
と感じているこの頃です(^^)。
コメントを残す