身体も心も、日々生活する中で調子のよい時もあれば
今ひとつな時もありますよね。
それは声でも同じです。
朝起きてすぐでも普段よりスコーンと抜けた声が出たり、
特に喉が枯れてるわけでもないのに出づらい状態が
しばらく続いたり、といった経験は誰しも1度や2度は
したことがあるのではないでしょうか?
更に、1日の中でも声の調子が一定でないことに
気付くことも経験されているのでは?
では、ご自分の声の調子に変化を感じ取った時、
あなたはそこから何かすることがありますか?
おそらく調子がよい時は何もせず、
調子がよくない時ならよい声が出るように
何かしら対策を講じるという方が多いのでは?
私は、声の調子に変化を感じ取った時は、
調子の良し悪しに関わらず、
まず今の身体と心の状態を確認する
ことをオススメしています。
言い換えれば、
『「身体の声」と「心の声」に耳を傾ける』
ということです。
声と身体と心は常につながっていて、
それぞれが映し鏡のような存在です。
※ぜひ、以下の記事も併せてお読みくださいませ。
そして、これら3つは声から変化することはなく、
先に心か身体のどちらか、もしくは両方が
何らかの変化をした結果、声にも変化が現れます。
つまり、声の調子が変化したということは、
心や身体の調子にも既に何かしらの変化が
起こっているということです。
この視点から捉えてみると、気温や湿度などといった
外的環境による影響で喉がカラカラになっていたり、
寒さで首や肩周りを緊張させていることに気付く
かもしれません。
または、悲しい出来事を知らせるメールが届いて、
ひどく落ち込んでしまい疲れ切っている中でも
仕事をしなければいけない状況にいるかもしれません。
もしくは、休みを利用して山小屋で過ごしていて、
ものすごくスッキリとした朝を迎えていて、
心も身体も軽くなった感覚でウキウキしている
かもしれません。
今の身体・心の状態と声の調子とのつながりが見えれば、
調子がよい時の自分をより実感できるでしょうし、
調子が悪い時はどのような対策を取ればよいかが
より明快になります。
場合によっては、これらのつながりが見えたことで、
自然と声・身体・心の調子が整うかもしれません。
声の調子に変化が現れた時に、
まず身体と心の状態を確認することが根付けば、
調子の良し悪しに左右されることが少なくなり、
結果として声の調子自体の安定度も上がるでしょう。
これまで心や身体の調子の変化には敏感でも、
声の調子の変化には全く無関心だったという方も
いらっしゃるかもしれませんが、
そういう方でも、無意識の内に周りの声の調子を
敏感に察しています。
※この辺りは別記事にて取り上げています。
この機会に周りの声の調子だけでなく、
日々のご自分の声の調子に注目すると、
新たな発見があると思いますよ(^^)。
そして、声の調子に変化を感じ取ったら、
今の身体と心の状態を確認してみましょう。
「声の調律」のセッションを受けていただくと、
ご自身の声の調子の変化を感じ取る力も
自然とアップしますよ(^^)♬
※この絵のような状態になるほど、声の調子を悪くしたくないですね〜(^^;)。
コメントを残す