プロ・アマ問わず、歌うことが好きな人にとって、
高い音域を歌いこなせるようになることを
大きなテーマとして掲げている人はとても多い
と私は感じています。
あなたはいかがですか?
そんな方に向けて以前、
という記事を書きました。
今回はあの記事で伝え切れなかった大切な部分を
補足するために別記事として書きます。
※まだ↑の記事を読んだことがないという方は、
先に読んでからお読みくださいね(^^)。
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の中で、高音を出すためのトレーニングを行う前に、
「ニュートラルな身体を取り戻し体感すること」
が大切だということを私は書きました。
そして、ニュートラルな身体を取り戻すためには、
1.全身をラクな状態にする(脱力する)
2.脱力した重みを足裏に委ねる(重力と仲良くなる)
3.全身のつながりを体感する(ハリでしなやかな身体になる)
という3つの大切なポイント(プロセス)がある
ということもお伝えしました。
ただ、何ゆえこれらのポイントが大切なのか、
ということがあの記事では伝え切れていませんでした(^^;)。
そこで、今回は高音を出すために
「ニュートラルな身体を取り戻し体感すること」
を行う3大メリットをお伝えします。
まず1つめは、
①トレーニングの方向や意義が明確になる
です。
全身のラクな状態を知り、つながりを体感できれば、
ラクに音が出せている時の身体の状態や
高音を出す際に出やすい緊張のパターン
などがより具体的に感じられるようになります。
そうなれば、今の自分がどういうトレーニングを
積むのがベストかも明確になります。
2つめは、
②声帯や喉周りの緊張が抜けやすくなる
です。
全身が本来持っているバランスよい状態でいれば、
自ずと喉周りの緊張も抜けやすくなります。
そうすれば、歌の最中に喉周りの緊張に気付いても、
周りからは気付かれないように身体の状態を確認し、
できるだけ本来の歌いやすいモードを取り戻す
ことがリアルタイムでしやすい身体になります。
3つめは、
③高音の質感(トーン)がアップする
です。
ここが最大のメリットだと私は感じています。
高音は“出ればいい”というものではありません。
明らかに喉から絞り出して無理矢理出した高音は、
聴いている側も苦しく感じてしまいますよね(^^;)。
そのくらい、出てくる声の質感(トーン)は、
歌を聴く人の耳に敏感に届いています。
足裏からの身体の支えが増していき、
声帯周りも含めた余計な緊張が抜けると、
結果的に高音を出しやすい状態になり、
音の抜けがよくなり質感もアップします。
質感がアップすることで、出てくる音は
自ずと聴く人の耳に心地よく届くはずです。
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いかがでしたか?
テクニックを磨く前に、声を出す楽器である身体を
できるだけニュートラルで“鳴りのいい”状態にする。
そのことがもたらすこれら3つのメリットは、
実際高音に限らず歌う上でとても大きな恩恵を
与えてくれるはずです。
正直高音についてだけでもお伝えしたいことは
まだまだありますので、今後も記事を書く予定です。
ですが、何せ声と身体のことですし、
人によって必要なポイントは微細に異なります。
それゆえリアルにセッションを受けていただき、
実際に様々な施術やレッスンを通して、
ご自身の身体を通して体感いただくのが一番です。
今回挙げた3大メリットを体感したいという方は、
ぜひ「声の調律」のセッションにお越しくださいね!
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