あなたには、
『自分はこんなもんだ』
『私なんてこの程度だ』
と思っているところがありませんか?
あるとしたら、それは具体的にどんなことですか?
容姿?
普段誰にも見られないようなところ?
声?
それとも、何か能力的なもの?
人によりますが、ほとんどの人が大なり小なり
そのような“こんなもん”を人知れず内側に抱え、
ネガティブなイメージを持っているのでは?
そして、そんな自分がダメだと思っている
ところを受け入れることで自己受容力が高まり、
気楽になれるという捉え方があります。
確かにその通りだと思います。
ですが、実際に受け入れてみようとしたものの、
『なかなかそんな簡単には受け入れられないよ〜〜(>_<)』
となることが私は少なくありませんでした(^^;)。
そりゃそうです。
長年たくさんの“こんなもん”を抱えてきて、
強烈な自己否定モードでしたから(苦笑)。
しかも、以前の私(特に10〜20代)は、
『自分は“こんなもん”じゃない!』
となんとか克服しようとしていました。
ですが、そもそもの根っこが自己否定のままで、
そんな気合い根性で頑張ったところで、
遅かれ早かれ息切れするわけです(^^;)。
すると、更なる自己否定のループにハマるばかり。
そんなこんなでかなり拗ねた人生を私は生きてきました(^^;)。
そんな私ですが、いくつかのきっかけが重なり、
“こんなもん”と思っている背景や自己否定の
ループの正体にかなり気付けるようになりました。
そんなきっかけの中で最も大きかったのが、
【自分の身体や声は元々“こんなもん”じゃなかった】
という事実に気付けたことでした。
自分が“こんなもん”とか“この程度”と思っていることは、
過去の体験や周りからの情報などといった
自分の外側からの影響がベースとなっています。
それらは実のところ根拠のない「思い込み」です。
私は、小学生時代から大方の運動が苦手でしたし、
歌うことは好きでしたが、声はあまり好きではありませんでした。
そんな私が30代にご縁が重なり身体や声の世界に飛び込み、
まず自分自身が身体や声と向き合う機会を得る中で、
背(特に首)が伸びたり、声の響きが豊かになったり、
音域が伸びたり、といった変化を体感したのです。
特に上達を目指してトレーニングしたわけでもなく、
ロルフィング®などのボディワークを通して、
元々持っていた全身のつながりを取り戻していった
だけです。
そうした体験のおかげで、自分がこれまで抱いていた
“こんなもん”には実は根拠がないんだ、
いうことをまず身体と声について実感できたんです。
おかげで、幼少期よりも運動への苦手意識が格段に減り、
自分の声も断然好きになりました(^^)。
更に、『身体と声は心の映し鏡』ですから、
自分がこれまで心の中で思っていた“こんなもん”や
“この程度”も過去の自分による「思い込み」なんだ
と気付ける機会が増えていったんです。
それに伴い、不必要に落ち込んだりすることも
以前より減っていったんです。
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今回は私自身の体験をベースに、つい抱えがちな
“こんなもん”や“この程度”について綴りました。
あなたが今、何か“こんなもん”を抱えていて、
ずっと払拭できないモヤモヤがあるようでしたら、
ご自身の身体や声をボディワークを通して見つめ直し、
それらに元々ある素晴らしさを再発見することが
大いなるサポートになると思いますよ(^^)。
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