5月7日から来日公演予定だったシンガー、サム・スミス(Sam Smith)が声帯の不調で来日公演が中止になったというニュースが流れましたね。チケットを買っていたファンのみなさんにとっては待望のライヴだったと思いますが、こればかりはシンガーにとっての「命」に関わることですし、本人が誰よりも今の状況に苦悩されているのではないかと……(>_<)。

直前のオーストラリア公演の際に声帯に出血が見られるという理由でキャンセルしていたということですので、まずは声帯に深刻なダメージがないことを祈るばかりです。

彼くらいのシンガーであれば、恐らく一流のヴォイストレーナーや医師がサポートしていることと思います。そして、彼はハイトーンやファルセットを多用するタイプのシンガーなので、ことツアー中でのコンディションの維持にはとても気を配っていたであろうと思われます。

とはいえ、グラミー受賞前後のハードスケジュールで過去に経験したことがないレベルの負担が喉だけでなく彼の心身全体にかかっていたのでしょうね。

グラミー受賞直後にショーケース・ライヴで来日した際、音楽評論家(ソウルサーチャー)の吉岡 正晴さんが彼のライヴを観て、声のかすれを危惧されていました。
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11991747826.html

私もその時のライヴの音源をラジオで耳にしたのですが、確かにかなり高音の発声時にアタックが強く無理していたという印象を受けて気になっていました。

先程YouTubeでグラミー賞の時の前後のライヴ映像をランダムにピックアップして観てみたのですが、やはり所々高音の発声の際に気にかかるところがありました。恐らく当時からステージの裏側では本人・スタッフ共に喉のケアに当たっていたのではないかと思うのですが、真相やいかに……?

私自身、昨年夏に風邪などがきっかけで声帯が腫れてしまい本調子に戻るまで1ヶ月近くかかった経験を持っています。発声指導させていただく上でも、施術をさせていただく上でも、そして声好きな1人の人間としても、声が本調子に戻るまでの1ヶ月ほどは本当にツラい期間でした。

『発声指導のプロが声が出なくなるなんて……』という声も聞こえてきそうですね(^^;)。実際、私自身も発声について取り組み始めてから声が出ないくらいまでの状態になったことが今回初めてでしたし、風邪がきっかけとはいえ『プロとして恥ずかしい……』とも思ったこともあります。

だからこそ、そのような経験をしたことで、ますます私は声のことが好きになりましたし、同時に声帯の繊細さや自らのケアの未熟さもあらためて学びました。そして、この経験を活かして更に発声について磨きをかけて、クライアントのみなさんやこのブログを読んでくださるあなたに発声の大切さや素晴らしさを更に深くお伝えするきっかけをいただいたのだと思えるようになったのです。

シンガーなど一般的に声を使うプロと呼ばれている方だけでなく、学校の先生や講師業、接客に携わる方、そしてカラオケを楽しんでいる方でも、声を出すという行為は、声帯だけでなく全身の状態、心理状態、そして声を出す時の環境といった複数のことが常に関わっています。

普段意識しているかどうかは別にしても、声はとても複雑な組み合わせの上で自らの「今」を表現しているのです。

この記事を読んで、自分の声帯の繊細さや今の声の状態などについて思いを巡らせてもらえたら嬉しいです(^^)。

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