→(1)の続きです。
「何となく」な状態になっている背景は、
大きく分けると2つあると私は捉えています。
まず、1つめは「慣れ」です。
ルーティンで行っていればいるほど慣れるので、
気付かぬ内に自分が思っているよりも
「何となく」
行ってしまいがちなんです。
それは自転車などの運転や日常の様々な動作を
何も考えずに行っているのと同じ感じです。
ですが、ウォーミングアップやエクササイズは、
元々歌やスポーツなどでより高いパフォーマンスを
発揮するためにあるものですよね?
だとしたら「何となく」行っていることは、
時間も含めてとてももったいないと思いませんか?
そして、2つめは「他人軸になっている」です。
私たちは、教わった先生やネットや書籍など、
外から得た情報をきっかけにして、
ウォーミングアップやエクササイズを始めます。
それ自体はごくごく自然な流れですし、
最初の内はよくわからないままでも
まずやってみることも大切です。
ですが、続けていく中で、
今ひとつ効果や目的が実感できなかったり、
時には痛みや不具合を感じたりしても、
「◯◯先生から教えてもらったから」
「△△さんがやっているから」
「あの本に書いてあったから」
ということでそのままにしていませんか?
この状態だと、周りの情報が「正しい」と信じ込み、
自分自身の感覚を大切にしていないことになります。
そもそもウォーミングアップもエクササイズも
自分のために行っているはずです。
なのに、肝心の自分自身の感覚よりも
他人の言うことを優先させているとしたら、
とてももったいないですよね(>_<)!
以前エクササイズにおける「時間」や「回数」に
潜む“罠”について記事を書きましたが、
これも「何となく」な状態のひとつと
言えると私は捉えています。
「何となく」の背景がつかめたら、
先生に疑問点などを質問したり、
今一度最初から細かくやり直してみたり、
はたまた違うものを取り入れてみたり、
と軌道修正がスムーズになるかと思います。
この記事は、自戒の念も込めて書いています(^^;)。
この機会にウォーミングアップやエクササイズの
目的や1回1回の質や自分の感覚を大切にして、
できるだけ新鮮な気持ちで行いましょ〜(^^)♬
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