歌・演劇・アナウンス・朗読といった分野に
専門的に取り組んでいる方にとって、
発声練習は日々欠かせない存在のひとつ。
実際に声を出す前に発声練習を行うことは、
自分の声の魅力を最大限発揮して表現するための
大事なウォーミングアップとなります。
あなたが現在発声練習で行っているなら、
ストレッチ、リップロール、体操など、
自分なりのルーチンな練習があると思います。
やる内容は人それぞれでも、全ての発声練習は、
『身体をほぐすなどすることで、スムーズに声が出る状態にし、できるだけ表現に集中できるようにする』
ことが目的ですよね。
では、あなたにとって、
○現在の発声練習は本当に“今”必要か実感できてますか?
○いまひとつ練習の成果を感じられないのに、なんとなく続けてませんか?
○発声練習をしても、声を出し始めると喉が閉まるなどして、表現に集中できなくなってませんか?
もし、上記の質問にひとつ以上「はい」と答えたとしても、
それは全然悪いことではありませんよ。
むしろ、その気づきが大事なんです。
なぜなら、その気づきは発声練習をより効果的に行うためにも、
“あること”にまず取り組む必要があるというサインだからです。
この“あること”とは、
『まず身体をラクに本来の声が出る状態に調整すること』
それにより、
『ラクに本来の声が出る状態を体感レベルで把握すること』
の2つになります。
「え? それって発声練習とどう違うの?」
と思われたかもしれませんね(^^)。
発声練習は、スポーツでいう準備運動に例えられますが、
大概のスポーツでは身につけたり使用する道具があり、
それらの調整や手入れも大切な準備になりますよね。
そして、選手自身も準備運動だけでなく、
必要に応じたメンテナンスを受けて、
ベストなパフォーマンスに備えるわけです。
また、楽器演奏であれば、演奏者自身が
演奏前にウォーミングアップするだけでなく、
演奏する楽器を事前に調整・調律することが必須です。
また、演奏者自身がベストな演奏をするために、
演奏に必要な身体のラクな用い方を得るために
ボディワークなどを活用するケースが増えています。
そんな中、声を出すという行為については、
ひとつの身体の中に楽器と演奏者が一体化している
という他の楽器にはない特徴があります。
そのような状態にも関わらず、
○楽器である身体を調整・調律すること
と
○演奏者自身のウォーミングアップ
という広範囲のことを発声練習の中で全て行おうと
している人が多いように感じています。
現代を生きている私たちは長年の間に、
○様々な動きや姿勢のクセ(パターン)
や
○身体のどこかしらに緊張を抱えている状態
です。
関節の痛みなどもあるかもしれませんね。
それは、もしあなたをピアノと例えるならば、
○弦が適切に調律されていない
○鍵盤などの部品が壊れている
ということと同等なんです。
そのような状態でひたすら発声練習をしたとしても、
なかなか本来のパフォーマンスには結びつきづらいでしょう。
さらに、人には心があり感情があります。
そのようないくつもの要素が重なり合っている状況だからこそ、
身体という存在を楽器として客観的に捉えて、
本来の状態に調整・調律するということが、
本来の表現に集中するためにもまず必要なことなのです。
もし、あなたが発声練習に取り組んでいる中で、
○現在行っている練習に今ひとつ成果が感じられなない
○発声練習を十分に行っても、声が出づらくなりやすい
○身体の緊張や痛みが気になって、表現に集中できない
のであれば、それは、
『楽器である身体を調整・調律する時』
です。
「声の調律」は、正にこのことに特化している、
施術とレッスンからなる個人セッションです。
これまでの発声練習をブラッシュアップする
様々なセルフワークもその人に最適化したものを
随時提供していきます。
『楽器である身体を調整・調律する時』
だと感じたら、ぜひ「声の調律」を活用して、
本来の楽器の状態を取り戻しましょう(^^)♬
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