「猫背なのがずっと気になっていて……」
「私、猫背って言われるんです」
クライアントさんの口から飛び出すことが
時々、というか、けっこうあります。
中には、
「私って猫背ですよね?」
と私に確認を取られる方まで(^^;)。
で、そんな方のお身体の状態を拝見すると、
『全然猫背じゃないよなぁ〜』
ということがほとんどです。
つまり、
『気にし過ぎでは……(^^;)?』
ということです。
むしろそのような発言をされてない方が
かなりな猫背状態だったりするんですよね〜(^^;)。
ご自身が猫背だと気にされている方は、
もしかしたら以前(それも記憶にないくらい昔に)
周りの大人から
「猫背はよくありません!」
と言われたり、同世代の子から、
「お前、猫背だな〜」
なんて茶化された経験があるのかも。
猫背の他にも、身体や声については、
周りからの何気ないひと言だったり、
世間に出回る様々な“常識”などにより
『自分の身体はこういう状態だ』
と思い込んでいることがあります。
それは本来の身体の状態とはズレた
誤ったボディイメージ
です。
こうした誤ったボディイメージを抱き続けると、
本来もっとしなやかに動ける身体の自由や
響きある豊かな声の自由を自ら抑え込んで
しまいやすくなるのです。
さらに、自分が猫背だと気にしている人の中には、
意識的に胸を張って姿勢よくしようという人がいます。
が、それはただ無理をしているだけですから、
疲れますし、心身に緊張を呼び込むだけです(^^;)。
私が知る限り、そもそも猫背には
“どこからが猫背でどこからが正常な状態か”
という明確な境目があるわけではありません。
※もしあるというなら、ご存知の方は教えてください(笑)!
そして、仮に猫背な状態だったとして、
それは肩周りだけに着目するだけでなく、
頭頂から足までの全身のバランスが崩れた結果のひとつ
であって、それだけを改善しようというのは
本末転倒なことなんです。
もし、あなたが「自分は猫背だ」と思ってるなら、
①「自分は猫背だ」というのは思い込みかも?
②そもそも全身のバランスは整っているのか?
という2点を見つめ直してみてはいかがでしょうか?
きっと本来のボディイメージを取り戻し、
全身のバランスを見直すきっかけになりますよ♬
※一般的にネガティブなイメージの猫背。さぞ猫としては迷惑な話でしょうね〜(笑)。
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