→(1)の続きです。
私が「声が低い」というお悩みを抱えていた
Aさんとのセッションで行ったことは、
一体どういうことだったというと、
それは……、
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引っぱり過ぎですね(^^;)。
それは、
・緊張しがちな身体をできるだけゆるめること
・足裏から頭までのつながりを取り戻すこと
この2つをベースにしたセルフワークをお伝えし、
・これまで無意識に抱えてきた声の制約を外していく
という流れでした。
セルフワークは、
・身体の様々なところを自分の手で触れる
・座位や立位での様々な動き
・呼吸から発声につなげるためのワーク
などを実践していただきました。
当時はまだ「声の調律」という形ではありませんでしたが、
上記に記した内容は「声の調律」のセッションでも
ベースのひとつとなっています。
セルフワークは続けていくことで、
身体も呼吸もこれまでよりラクになり、
声も本来の響きや豊かさが引き出されていきます。
Aさんのような「声が低い」とお悩みの方は、
思っていたよりも声に高低の幅があることに気付き、
自分声そのものの魅力を実感できるはずです。
さて、Aさんは同級生から言われたひと言に傷つき、
『自分の声は女性らしくない』
と思うようになり、
気付かぬ内に心身に緊張を溜め込んでいました。
さらに、『自分の声は低い』という思いが固まり、
転じて
『自分=声が低い女』
『自分には高い声なんて出せない』
という思い込みを抱えるまでになっていたんです。
結果的に、その思い込みが心身に緊張を呼び込み、
無意識の内に常に出す声を低くしようと
してしまうパターンすら作っていた、
と私は捉えています。
セッションの中で身体と心がゆるんだことで、
Aさんは本来の声のレンジ(幅)を取り戻し始め、
『自分が思っていたよりも高い声も出るんだ!』
ということにご自身で気付かれたんですね(^^)。
確かに、Aさんの地声は一般的な女性の中では
低めな方だと認識されるでしょう。
ですが、そのことが高めの声が出ない
ということを意味するわけではありません。
私はこれまでの経験上、
地声が低めの方は元々声のレンジが広く、
高めの音にも伸びしろがある
と感じています。
※個人差があります。
声のレンジ(幅や奥行き)が増すと、
低めの声そのものに深みや温かみが増します。
そうなれば、コンプレックスだった低い声が
一転して魅力のひとつになり得ると思いませんか?
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今回は「声が低い」という女性のお悩みについて、
クライアントさんの実例を交えて書きました。
このお悩みについては、まだ書き切れないので、
機会を見て別の角度から書く予定です。
もし、あなたが「声が低い」ことにお悩みでしたら、
お気軽にお問い合わせくださいませ(^^)。
あなたの声の魅力、再発見しませんか?
※声を出すのが楽しい時は、表情も身体もイキイキしますよね(^^)♬
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