声が低いことに悩んでいる女性へ〜セッション実例を交えて〜(2)

(1)の続きです。

 

私が「声が低い」というお悩みを抱えていた

Aさんとのセッションで行ったことは、

一体どういうことだったというと、

それは……、

引っぱり過ぎですね(^^;)。

 

それは、

・緊張しがちな身体をできるだけゆるめること

・足裏から頭までのつながりを取り戻すこと

この2つをベースにしたセルフワークをお伝えし、

・これまで無意識に抱えてきた声の制約を外していく

という流れでした。

 

セルフワークは、

・身体の様々なところを自分の手で触れる

・座位や立位での様々な動き

・呼吸から発声につなげるためのワーク

などを実践していただきました。

 

当時はまだ「声の調律」という形ではありませんでしたが、

上記に記した内容は「声の調律」のセッションでも

ベースのひとつとなっています。

 

セルフワークは続けていくことで、

身体も呼吸もこれまでよりラクになり、

声も本来の響きや豊かさが引き出されていきます。

 

Aさんのような「声が低い」とお悩みの方は、

思っていたよりも声に高低の幅があることに気付き、

自分声そのものの魅力を実感できるはずです。

 

さて、Aさんは同級生から言われたひと言に傷つき、

『自分の声は女性らしくない』

と思うようになり、

気付かぬ内に心身に緊張を溜め込んでいました。

 

さらに、『自分の声は低い』という思いが固まり、

転じて

『自分=声が低い女』

『自分には高い声なんて出せない』

という思い込みを抱えるまでになっていたんです。

 

結果的に、その思い込みが心身に緊張を呼び込み、

無意識の内に常に出す声を低くしようと

してしまうパターンすら作っていた

と私は捉えています。

 

セッションの中で身体と心がゆるんだことで、

Aさんは本来の声のレンジ(幅)を取り戻し始め、

『自分が思っていたよりも高い声も出るんだ!』

ということにご自身で気付かれたんですね(^^)。

 

確かに、Aさんの地声は一般的な女性の中では

低めな方だと認識されるでしょう。

 

ですが、そのことが高めの声が出ない

ということを意味するわけではありません。

 

私はこれまでの経験上、

地声が低めの方は元々声のレンジが広く、

高めの音にも伸びしろがある

と感じています。

※個人差があります。

 

声のレンジ(幅や奥行き)が増すと、

低めの声そのものに深みや温かみが増します。

 

そうなれば、コンプレックスだった低い声が

一転して魅力のひとつになり得ると思いませんか?

=============

今回は「声が低い」という女性のお悩みについて、

クライアントさんの実例を交えて書きました。

 

このお悩みについては、まだ書き切れないので、

機会を見て別の角度から書く予定です。

 

もし、あなたが「声が低い」ことにお悩みでしたら、

お気軽にお問い合わせくださいませ(^^)。

 

あなたの声の魅力、再発見しませんか?

 

※声を出すのが楽しい時は、表情も身体もイキイキしますよね(^^)♬

 

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