はじ⇔ハリ

「はじ⇔ハリ」は、声の調律師である菊池 威二郎(きくち たけじろう)が提唱する、ラクでしなやかな身体や響きある声のための原理原則の捉え方です。

私たちは日々身体を様々に動かしています。そして、身体の動きは、骨や筋肉との張力からなる全身の絶妙なバランスをもった構造で成り立っています(※)。

その身体が動く時、そこには必ず2つ以上「端(はじ)」が存在しています。例えば、足裏から頭頂であったり、両腕の指先であったり、という感じです。

そして、動く時にこの「端(はじ)」と「端(はじ)」との間に適切な「ハリ」を引き出されることで、身体はその本来のバランスある構造を用いて、ラクでしなやかな動きや姿勢につながります。

このことを現したのが「はじ⇔ハリ」です。

私は、「はじ⇔ハリ」を“脳内アプリ”と呼んでいます。というのも、セッションやワークショップを通して、基本の3ステップをお伝えする(インストールする)と、そこからは個々に日常生活や専門分野での身体の動きに3ステップを当てはめて実践することで精度を高めていく(バージョンアップする)ことが可能だからです。

「はじ⇔ハリ」は、ロルフィング®やアーテム・トーヌス・トン(声と呼吸のレッスン)などのボディワーカーとしての活動や自然現象などの森羅万象にある原理原則から感じたものに着想を得ております。

「はじ⇔ハリ」については、当ワークルームで提供しているセッションを受けていただく方全員にそのエッセンスをお伝えしております。

また、スポーツや日常生活など様々な分野での身体の動きを「はじ⇔ハリ」を通して捉え直す個人セッションもお受けしております(15,000円/90分)。

他にも、ワークショップや勉強会、更に当サイト内のブログでも関連した情報やその背景などを紹介してまいります。

hajihari
↑「はじ⇔ハリ」をイメージして私が書いたイラストですw。

※人間の構造は、建築家・哲学家のバックミンスター・フラーにより提唱された「テンセグリティー構造」に符合しています。ご興味のある方はぜひ検索などされて、テンセグリティー・モデルの写真などをご覧になるとより理解が深まるでしょう。