※これまでの【「声の調律」が生まれた背景】をまだお読みでない方は、こちらからどうぞ。

【「声の調律」が生まれた背景〈その1〉】
【「声の調律」が生まれた背景〈その2〉】
【「声の調律」が生まれた背景〈その3〉】
【「声の調律」が生まれた背景〈その4〉】
【「声の調律」が生まれた背景〈その5〉】

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ボストンで結果が出せず、帰国後の仕事はなかなか上手くいかず、お金も全くなく、という正に八方ふさがりな状態だった私に届いた1通のメール。

それは、第2回ロルファー™(ロルフィング®施術者)養成トレーニングが東京で開催されることが決まったというロルファーさんからの一報でした。

アーテム・トーヌス・トン(以下ATT)の教室に通い続ける中で身体や声の変化を実感し始めていた私は、ロルフィングとATTとの親和性を自分なりに見出し、「この2つのワークは声と身体と心の一体感を育む強力なサポートになる」という実感が芽生え始めていたところでした。

そんなタイミングで届いたこのメールを読んだ私に迷いはありませんでした。すぐにこのトレーニングに参加してロルファーになろうと決めたのです。その時には、〈その4〉で書いたような、“ロルフィングのような施術をできるような器が自分にはあるとは思えない”という考えは完璧にどこかに吹き飛んでいました(笑)。

その後無事にトレーニングに参加できた私は、2006年8月に公認ロルファーとして認定を受けました。そして、ロルファーとなった直後の2007年からATTの指導者養成クラスがタイミングよく都内でスタートし、ATTの生みの親であるマリア・ヘラーを含む海外の先生方から直接指導を受ける機会を得て、2009年11月にATTの指導者資格を取得したのです。

こうして紆余曲折ありましたが(笑)、ボストンに渡る直前にご縁をいただいた2つのワークの資格を、日本、それも東京で取得することとなったわけです。

ボストンでは結果を出せませんでしたが、その時の経験のおかげでロルフィングやATTの先生方とも直接英語でコミュニケーションを取ることができ、英語で直接情報を得ることもできるようになったので、人生無駄はない、と勝手に言い聞かせております(笑)。

tabinohajimari

さて、30歳手前に突如下りてきた

【声と身体と心の一体感が大切。この一体感が人を前に進ませる。】

という気付きに突き動かされた私の旅もようやく先が見えた…………かに見えました(笑)。

でも、ここからがまた長い旅の始まりでした(^_^;)。

というのも、「ロルフィングとATTは声と身体と心の一体感を育む強力なサポートになる」という自らの直感からこれら2つの資格は無事取得したとはいえ、それぞれのワーク自体が奥深く、頭にある理想と身体での実践がバラバラだったのです。

正直、それぞれのワークをしっかりと実践することだけで精一杯でした。

そして、直感そのものの裏付けがなかったので、自らの体感も含めてその直感を実証していくための時間と経験値が必要だったのです。それでも、クライアントさんとの時間の中でそれぞれのワークを実践していく中で、それらのワークの素晴らしさを体感し、徐々に自分の中で繋がってくるものが言葉にならない感覚として得られるようになってきたのです。

また、クライアントさんには様々なエクササイズやセルフワークをよくお伝えしているのですが、以前はどこか「宿題」的なノリになりがちでした。自分の声や身体を楽しんでいただくためにお伝えしているはずが、「やらないとダメ」と受け取られる方も少なくなく、自らの伝え方を責める時期もありました。

そんな中で、いろいろと創意工夫を重ねる中で、今から3年程前に「はじ」と「ハリ」という2つの言葉がキーワードとして下りてきて、身体のラクな捉え方「はじ⇔ハリ」としてまとまっていきました。

このキーワードが下りてきたことで、これまで苦心していたことが格段に伝えやすく、伝わりやすくなったのです。そして、クライアントさんが日々の中でクリエイティブに自らの身体を通して実践してくださることも増えてきたのです。

そんな中、「ロルフィングとATTは声と身体と心の一体感を育む強力なサポートになる」は確信に変わり、このサポートが楽器の調律のイメージと合致していることが鮮明になってきました。

こうして、これまで教わった先生方、共に研鑽を積んできたクラスメートや仲間、そしてクライアントさん達とのかけがえのない時間、更に私自身の体験や「はじ⇔ハリ」なども加わり、「声の調律」が誕生したのです。

声や身体は実に神秘に満ちた世界で、とても知り尽くしたなんて言えませんし、探究に終わりはありません。それゆえ、「声の調律」も完成したというわけではありません。それは楽器の調律師やリペアマンの方々と同じです。

30歳手前に突如下りてきた

【声と身体と心の一体感が大切。この一体感が人を前に進ませる。】

という気付きに突き動かされた私の旅は、「声の調律」が生まれたこれからもまだ続きます。

〈終わり〉

※これまでお読みいただきありがとうございました! 「声の調律」が生まれるまでのストーリー、いかがでしたか? 正直書き切れていないいろんなこともありますが、それらはまた別の機会に譲ることにします。

こうした背景から生まれた「声の調律」が、あなたの声と身体と心の一体感をサポートすることができたら幸いです。

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クラニオセイクラル・ワーク
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